ひいちゃんの ヨセミテ日記 

下原 弘美

 1998年6/13〜6/28の14日間、井土・小川・下原の3人は、アメリカはカリフォルニア州のヨセミテ国立公園に行って来ました。目的はもちろん、ビックウォールクライミング!! 大岩壁エル・キャピタンです。ここを代表するルートの一つ "ZODIAC" を登りました 。

6/13(土)(出発の日、名古屋空港〜ヨセミテ)
 ついにヨセミテに向けて出発する日がやってきた。12:00名駅ナナちゃんの下集合。井土さんは、腰が痛いと悲壮感あふれた顔で登場した。それぞれに好みのお昼を買い込み、最後の装備確認をして、空港行のバスに乗り込んだ。17:30の飛行機なのに、何でこんなに早く集まったんだと呟きつつ、長い午後を過ごし、ようやくDL074に乗り込む。太平洋線の預け荷物は2個、さらにデルタ航空は機内持ち込みも2個までOKなので、ヨーロッパに行く時のように、荷物梱包に悩まされることはない。サンフランシスコとの時差は17時間、夏時間採用のため、16時間時計を戻す、ポートランドまで9時間、6/13(土)10:35到着。


著者 ひいちゃん

 国内線に乗り換え12:30サンフランシスコに向かう。今度はバスかと思われるような小さい飛行機、このままハイウェイを走って行くらしい...と勝手に盛り上がる。スチュワーデスさんもいなくて、おじさんが毛のはえた手で、トロピカルジュースをくれた。
13:50サンフランシスコ到着。荷物を受け取り、空港内にあるダラーのカウンターで手続きを済ませる。バスに乗り込み5分ほどでダラーのオフィスに着く。安いポンコツ車でアメリカの旅が始まる…、ときめたいが、新車のミニバンでの出発となる。
 I-101→ I-80→ ベイブリッジ→ I-80→Berkeleyの町に入りマーモットで予定していたギアを購入。EPIのヘッドに対応したカートリッジも購入できた。再びI-80→ I-580→ I-5と順調に車を走らせる。途中スーパーに寄るため町に降りた。ディスカウントストアーに入り、缶詰・水・フライパン等などを買いしめる。(缶詰類などの値段はヨセミテの2/3、水は1.5L=$0.35だった)。ここで軽く食事をすませていくことにして、すぐ横の店に入った。期待通りのサンドイッチに大満足!。再び車を走らせ、I-5→ New-manから農道を走りI-140に出る。農道は堆肥の臭いと虫のビータン攻撃がすごかった。11:00過ぎゲート通過($20/one carの入園料)、ようやくYosemite national parkに入る。長い初日の終わり、24:00サニー・サイドキャンプ場受付の前で眠る。

6/14(日)(エルキャプ下見&準備の日)
朝5:00、寒さと寝心地の悪さで目が覚める。大きな壁がすぐ目に飛び込んできて、谷の中にいることを実感。受付開始は8:30だが早々に順番待ちができている($3/1人1泊)。先にテントだけ張って、さっそくエル・キャピタンへ下見に出かけることに。ノーズの取り付きを経由して、歩くこと1時間。ゾディアックの取り付きへ。壁はかなり濡れていた。かぶっているので、壁から離れた所にボタボタと水が降ってくる。



エルキャプ南東壁

 話によれば、昨日までの10日間、毎日のように雨だったそうだ。今日の青空からは想像できないが、この季節に何ということだろうか。難しいのでは!?と噂のあった1ピッチ目、出だしのばっちりフックとボルトの連打を見て、とりあえず安心して帰ってきた。
カレー村とビレッジで買い物をすませ、明日の準備、ギアの確認をして今日はおしまい。夕飯は、トマトソースのパスタに、アボガドのサラダ。不安なことが一つ、井土さんが腰痛がひどいので、フィックスの後一日様子を見たいと言い出した。
6/15(月)(いざ!"ZODIAC"まずは3ピッチ分FIX)
4:00起床。まだ暗いうちに、テント内でパンを詰め込み出発する。今日は、小川・下原による、フィックス工作!!、私にとって大仕事の日である。井土さんは食糧など買い出しの予定。でも、やはり心配な様子で、結局取付きまでついて来た。6:00取付き着。1ピッチ目には、別パーティーのフィックス・ロープが掛かっている。いつ登り始めるつもりなのだろうか、ちょっと不安。私が靴紐などを締めているすきに、すでに最初のフックがバッチリとセットされて、それでは・・・・と変な気持ちでの発進となりました(6:35)。



1ピッチ目

1P(30m)下原:かなりかっこいいライン。正直いって、今まで自分が登ったルートの中で一番難しかった?!。青のエイリアン半がけの連続、カムフックも何度か登場。アメリカに来てから購入したoff setが、その威力を発揮し、「お〜い、これすごくいいよ!(下)」と壁からコール。「そ〜か、じゃあ買い足しとくわ〜(井)」と言う話になった。残置支点は全くなかったが、チョンボ棒もピトンも使わずにすんだ。このピッチが終了するのを見とどけて、井土さんは町へ降りていった。

2P(27m)下原:ハング下の恐ろしいトラバースから。なぜか日本の岩場と一緒、ビッショリ濡れていて、ベトベトどろどろ。同じサイズのクラックが続くが、ここは残置が三つほどあった。このあと、フリーで上のバンドへ乗っ越すが、これまたビッショリ。滑りそうな足と腕の力でたえ、あわててカムをセット。どうもいまいちきまらない。何度かセットし直すが、その度悪くなる。
"注文の多い料理店(錫杖)"で同じような場面であせってたのを思い出す。さらに、このバンドときたら、湿気った草付きなんだもん!!本当にここは、ヨセミテ???。ここで、1ピッチ分フィックスしてあったアメリカ人パーティーが登場。2ピッチ目途中の私たちを見つけ、さっそく困った様子。「あんたら、これからどうするつもり〜」と下から聞いてきた。井土さんに言われていた通り、今日は3ピッチだけフィックスして終りだと言う事、そして明日は一日休むつもりと、下に向って叫ぶ。すぐに分かってくれて、待つから気にせず頑張れ、と言ってくれた。それから3時間近く岩の上で昼寝に入ってもらった。
5.8をフリーか人工かよくわからん登りで通過し、再びエイドになって何だか安心する。終了点直下にもフリーが入り、最後の段はマントルで。11:55終了、ここまで半日仕事であった。このピッチの回収は、大変だったと小川さんがこぼしていた。

2ピッチ目

3P(35m)小川:やはり二人では何かと段取りが悪く、13:35ようやく3ピッチ目のスタートをきる。スラブを直上、ほとんどリベット・ボルトのラダー、途中フック3連発があったらしい。回収していて実感した、私のようなチビではかなりきつい間隔だろう。
16:00終了、この3ピッチ分を、ロープ2本をつなげて一気に下る。「結び目の通過は…」頭の中で復習してから下降に入った。100m近く懸垂したのは、もちろんはじめて。18:00道路に出ると井土さんが、ビールを持って待っていてくれた。
水用ペットボトルの紐付け・テープはりが結構な重労働で、ねむい目をこすって「もう明日にしようよ〜」と言出し、眠ったのが24:00。深い眠りでした。



壁にもって上がる食料一式

6/16(火)(レスト&準備の日)
8:00起床、ガムテープはりで一日が始まる。今日やるべきことは沢山ある。まず食料の確認、それから水を取り付きまで運びデポ。取付きへのアプローチは、ノーズ経由と、ゾディアックガリーの二通りがあるが、今日ガリーから登ったところ、こっちの方がだいぶ近かいことがわかった。キャンプ場にもどり、ギア・装備の確認、不足品の買い出し等々、あわただしく準備に追われ、あっと言う間に一日が終わる。サンドウィッチにビール、ソーセージと簡単に食事をすませ20:30にはシュラフに入った。
6/17(水)(グランドアップ〜4・5・6・7ピッチ)
朝4:00起床。ゾディアック・ガリー下の道に車を止め、取付きへ。7時ごろ、ロープ2本分の空中ユマーリングから始まる(しんどい!)。上部に張った11mmロープがエッジでこすれ、内臓(芯のこと)がでてしまっていた。私が付けた擦れ防止布もガムテープも関係ない場所にあって、何の役にもたたなかった。このロープは荷上げ専門となり、大きな支障はなかったが、一歩間違えば・・・と思うと恐ろしい。
4P(40m)井土:左上していくバンドをフリーで登り始める、途中からエイド。上部にもろい部分がある。
初ビバークは、7ピッチ目の終了点。一人が寝れるほどの平なレッジがあり、支点もまあまあ。まだ充分に明るい20:003人がそろった。夕飯には、ドライソーセジ各1・パスタ缶1・フルーツ缶1・おかず缶1を採用。今日一日に飲んだ水は、3人で4.5g。



5ピッチ目

5-6P(42m)小川:ルート図のラインとは別の新しいリベットのラインが伸びていた。そのため下部の支点にクリップしても、余裕で6P目までとどく。5P終了点から6Pまでは、15mほどであった。
7P(45m)井土:出だしフリー。ブラックタワー右側を登る。上部はむずかしく、off setが活躍。
 初ビバークは、7ピッチ目の終了点。一人が寝れるほどの平なレッジがあり、支点もまあまあ。まだ充分に明るい20:003人がそろった。夕飯には、ドライソーセジ各1・パスタ缶1・フルーツ缶1・おかず缶1を採用。今日一日に飲んだ水は、3人で4.5g
6/18(木)(8・9・10ピッチ)
5:00起き朝食は、ベーグル各1・フルーツ缶1・肉缶1・ビスケット各1。立って歩けるレッジだったので、早々にポーターレッジをかた付け、7:00登り始める。
8P(36m)小川:右へトラバース。上部のフレークは、かぽかぽと音がする。
9p(45m)井土:きれいなコーナーをまっすぐ直上。オフセット・カムフックを使う。



8ピッチ目

10P(45m)小川:話題のビーチクピッチ。フレーク下のトラバースで、アングル2ヶ所使用。この後小川さん、初のフォール。ビーチク部分のワイドなフレークでキャメロット5番を使う。ここもかなり苦しかったらしい。このピッチの回収は、トラーバース部分はアブミのかけかえで、振り子も4回使った。薄暗くなった21:00 3人がそろう。支点はばっちりだったが、ハンギング状態でポーターレッジを組み立てるのに手間取った。今日飲んだ水5.0g。
6/19(金)(11・12・13ピッチ)
6:00起き8:00開始。
11P(46m)井土:上部のボルトラダーは、掛かっているスリングもぼろく、恐ろしかったようだ。
12P(47m)小川:あんまり覚えていない...
13P(49m)井土:ボルトラダーから左に行ってもどってくるが、この間のプロテクションはすべて回収。ルートはさらに、右に行き、また左上する。途中で一度降りて、下部の支点をかなり回収しても、ロープはぎりぎりだった。上部で手挿しロストアロー使用。まだ充分明るい19:00、ピーナッツレッジに3人がそろう。残り3ピッチだと言うことで、随分と気持ちを楽になって、何というか、楽しくてしょうがないビバークだった。飲んだ水5.5g。


ピーナツレッジにて
6/20(土) 14・15・16ピッチ終了!!
5:00起床。ようやく私の活躍のときが参りました。半分がキャメロット4番のかけかえだと言うのに、心配で、あれもこれもと、ほとんどのギアを身につけて、6:40はりきって出発です。
14P(38m)下原:ひたすら4番のかけかえ、所々ボルトがあるので、まったく問題なし。ただ久しぶり?のリードに体が慣れず、スムーズとは言えなかった。中間部で5番を置いていったが、なくてもよかった。ハングのトラバースは、残置が多かった。荷上げは、動滑車でおこなった。

15ピッチ目

15P(42m)小川:ジグザグに左上していくピッチで、回収はかなり大変。終了点は、快適なテラス。
16P(24m)井土:最終ピッチ。上部の頂上にぬけるラインは何通りかあるが、コパーの残置をたどり一番右よりのラインをたどった。結果、終了点の支点の位置がいまいちで、最後の荷上げで相当苦労した。15:00終了!!エル・キャピタン頂上で、残った食料を食べ水を飲み、ギアを整理する。最終日水6.0g。

終了点!
下降:のんびりしている暇はない。下降路もかなりシビアなのだ。頂上より踏み跡をたどり、枯れ木の大木の残置支点から懸垂。一番荷物の小さい私が、先に降りる。50mロープでは足りず、恐い思いをする。しかも、尻をぬらす。左側の沢を下る踏み跡もあるようだ。そこから、さらに踏み跡をたどり、左よりを下降。スラブを右へトラバースするが、そこも悪い。立ち木にスリングがたくさん掛かっていたが。井土さんの記憶に頼り、ここからは降りず、左のチムニーを20mほど懸垂し、前回も使った鎖の支点のところまでいく。

halfdome

ここから懸垂40m。降り立ったテラスは狭く、ホールバックを背負った2人が来たら、動くことも出来ない。しかも5つある支点はどれもいまいちで、残置スリングもかなり古い。おそらく最近ではあまり使われていないんだろう。一本長スリングを残置し、不安を抱えたまま降り始める(40m)。全行程の中で、私がもっともシビアで、ぐっと来るものがあったのは、この場面だった。林のテラスへ降りる。空中懸垂になるので、荷物がこたえる。最後はばっちりのボルト2つで45mの懸垂。ようやく終わった。
ようやくほっとできるところに降りてこられたんだ。このあとは、途中残置された懸垂用ロープを2回ほどつかい、踏み跡をたどり、沢に出る。左よりの林の道に入って、そこからは30分ほどで道路にでた。車に着いたのは、9時近く。汗臭い体に蚊が寄って来てどうしようもないので、Curry村のシャワーへと急ぐ。($2/1人・バスタオル付き)。22時オーダーストップのピザ屋に滑りこみセーフ、週末のごきげんな雰囲気のテラスで、ようやく「乾杯!!」今夜はCurry村で車中泊。

6/21(日)(休養&片付けの日)
「終わったら、遅くまで寝てよう!」と思っていた小川さんには申し訳なかったが、6:00には起きてキャンプ場へ。再度並んでテン場とり(シーズン最長7泊が可能)。公園内にあったスタンドはとりこわしのため、ガソリンを入れるためにゲートの外にでた。プラス$20!入る前に満タンにしとくべし。
ぶらりとビレッジへ、まだ入ったことのない店などを覗いて、テラスでランチ。オニオンフライは結構うまい!午後はギアを整理した後、井土さんと二人でハウスキーピングの コインランドリーへ、小川さんは、リスのぬいぐるみのチェックに出かけた。洗濯機($1.25/1回)、結局3人分まとめて回したが、井土さんの醗酵(いや腐敗)した靴下を入れるかどうかで、かなりもめた。乾燥機($0.25/10min)は、30分がbest。今夜はリゾットのようなスパニッシュライス、仕上げにチーズとパセリをたっぷりと入れて、美味!。

6/22(月)(エルキャプごみ拾い&クライミング)
朝5:00に起き、一人外のテーブルで手紙を書く。かなり寒いけど、こんな時間が一番好きだ。しばらくして二人が起き出してきたので、三人で伊藤先生と吉江さんにも、ゾディアックを登った報告のはがきを書いた。朝食をすませ、さっそくごみ拾いに、うんちの袋・缶・ペットボトル、思ったよりも見つけにくかったが、収穫はなかなか。自分達が捨ててしまった以上のものを回収でき、取付きに山積みされたペットボトルも片付けた。すっかりきれいになて、ようやく心のくもりがとれる。できるなら、何も落とさない方がいい。井土さんはトリプルを拾い、小川さんはコパーヘッドを拾って喜んでいた。キャンプ場にもどり、お昼はスパムバーガーをたらふく食べた。午後からクライミングに行こう!と言うのに、食べ過ぎで動けなくなり、腹ごなしに夕飯の買い物と郵便局へ。夕方近くになって、ようやくSunny side横のSwan slabへクライミングに出かける。蚊が多かったことを除けば、明るく快適なエリアで、クラック主体のルートが多く途中にボルトはほとんどなかった。
 今日の夕飯は、チキンのグリルとタコスで、メキシコ気分と決め込んだ。準備も簡単、しかもおいしい!!。





zodiac全景
6/23(火)(井土・小川クライミングへ、私一人休み。)
井土さんと小川さんは、エルキャプS.W.Baseへクラックを登りに行った。二人は疲れきって帰って来て、疲れたので明日は休みにすると言い出す。「そんなひどい!だったら今日むりしてでも行ったのに!」と文句をつけ、結局明日も井土さんを連れ出せることに落ち着いた。
6/24(水)(下原・井土クライミングへ、小川睡眠)6:00起き。めずらしく簡単な朝食をとり、腰の痛い井土さんと出発。小川さんは念願だった「遅くまで寝る!」を実行。アワニーホテルとビレッジの中間にある、Church Bowlへ。


アワニーホテルのお庭

アワニーホテルとビレッジの中間にある、Church Bowlへ。ここはアプローチも近く快適なエリア。5.7・5.8のクラックをフォローで登り今日はおしまい。アワニーホテルでデートして、キャンプ場にもどる。ベーグルにレバーペースト、ソーセージでランチ。お昼寝なんかもしちゃって、午後は三人でおみやげを見に出かけた。今夜は、アンチョビのサラダに、リガトーニ・ボスケイオーラ!かなりグレードの高い夕食に二人そろって自己満足にひたる。

6/25(木)(井土・下原クライミングへ、小川一人旅)
5:30に起きて、井土さんと二人で、Nuts crackerを登りに行った。エル・キャピタン南東壁下部にあたるのだろうか、こんもりとした岩山といった感じ。ほとんどフォローで気楽な気持ちだったこともあって、登り終わってしまうのが惜しいようなクラックの5ピッチだった。途中の確保支点もまったくなし。何処を登って何処でピッチを切るかも、判断が必要。下りはわかりやすく、クライミングシューズのままでも降りて来られた。
キャンプ場にもどって、リゾットを作った。出来たところに、ちょうど小川さんが帰ってきた。ハウスキーピングのシャワーに出かけ、郵便局で荷物($60/ロープ2本・本・靴‥)を送り、買い物をして帰ってきた。残った食料を整理しつつ、ヨセミテ最後の夜を乾杯した。



レストラン「牛の館」
6/26(金)(ヨセミテ〜サンフランシスコ)
なにせ夜が早いので朝の5:00には目が覚める。あるものを片づけるように、朝食をとり、I-120でヨセミテをあとにする。カリフォルニアの空はどこまでも青く、日差しの強さと言ったらめちゃめちゃすごい。亜高山帯から草原の大地へと景色が変わる。酪農地帯を走り、オークデールの町の「House of beef (まさに"牛の館")」という店でお昼にした。たった$4.95で、豆とビーフの美味しいスープに、サラダ食べ放題、すいかも食べ放題。メインはニューヨークステーキのサンドウィッチ!これまた、かなりのボリュームで、にっこり。
ここの人々は酪農を中心に生活している。そんなことを感じさせる、店と町並みだった。この町で、大きな食料品スーパーに入った。あまりのスケールの大きさに感激、1時間ぐらい大喜びで店内をウロウロして、おみやげにお菓子や食材が安く買えた。
オークデールを出てマンテカに向かう。どこまでも続く果樹園。カリフォルニア番"うれ川マート"に寄ってみる!ここにあるのは、すいか・オリーブ油・アーモンド・卵・チェリー・オークデールチーズ・ホワイトコーン・ワインなどなど。チェリー山盛り$4を買って、外のテラスでたくさん食べた。



太平洋
マンテカの町をバイパスでパスし、I-205→ I-580と乗り継ぎ、サンタクルスから北に向って一号線を進む。右手には緑のこんもりとした丘陵地帯。左には、広大な畑と太平洋..。ビーチに降りて遊んだ後、荷物を片づけ、夕日が沈むのを見とどけてからビーチを後にする。すでに21:00、ハーフムーンベイのメキシコ料理屋に入り、ナチョス・タコス・ブリトーなど、$22ほどをばくばくと食べる。ビールを飲んでしまったので、駐車場で仮眠してから、再びサンフランシスコへ向う。サンフランシスコの町に入り、24時間スーパーの駐車上で車中泊。
6/27(土)( サンフランシスコ〜太平洋上空)
予定では今日は短い日。朝5:00スーパーの駐車場から、ダラーレンタカーのオフィスへ、すぐに着いてしまい再び仮眠。車を返しバスで空港へ。空港での諸手続きは簡略。カフェでお金の清算などして、9:58ポートランドへ。ポートランドでは乗り換えに1時間。ここで残ったUS$を使いきる。カードも使ったが、$350の現金で充分だった。13:20ポートランド発 DL075便、日付変更線をまたぎ、昼間のまま6/28の午後に突入。本当に短い一日。

6/28(日)(太平洋上空〜名古屋空港)
機内に放送が入る、名古屋は気温28℃小雨とのこと、梅雨の日本に帰ってきたんだ。なんだか懐かしいような感じがする。