明星南壁 マニフェスト(5.10d 12ピッチ)

2003年11月2日 メンバー:碓井,大平(記)


朝4時に起床して一番に取り付きに到着した。薄暗い中準備をしていると早くも落石の歓迎を受ける。
 ヘッドランプを装着して登はん開始(5時30分)

1P(V)  快適だがプアプロ (リード碓井,以降つるべ)
2P(Y−) カムが必要なのを実感する。日の出とともに体が動くようになってきた。
3P(Y+) 奮闘するが惜しくもA0、最近鳳来の12aを登った碓井氏が登れない6級って!?
      それを見たフォローの大平は最初から快適にA0  
4P(Y)5P(X+)  慣れない石灰岩のスラブにA0,「スピードクライミングだ」と言い訳をす     る大平。終了点を見逃し4,5ピッチ継続                         
6P(V)  浮石が多い。ロープの動きで落石がおきるので注意
7P(X−) バンドを右トラバースする部分の岩が脆い。プアプロ
8P(Y) ゲレンデにあったら星二つのライン
9P(W−)10P(W) 快適だがプアプロ,鷹ノ巣ハングは目前だ。
11P(Y+) このルートのハイライトだが力及ばずA0,快適な洞穴内でしばし休憩
12P(X+) 「全ピッチの中で一番素晴らしいライン」と二人の意見は一致した。 登はん        終了(12時00分)                               
 
下降:下降路を求めて急斜面を下るが見つからない。崖を2回懸垂下降したところでおじさんに出会い下降路を教えてもらった。あとは赤テープを頼りに下っていく。(駐車場到着14時30分)
感想:
(碓井)一番に取り付けたので上からの落石の心配がなく助かった。しかし,どんなに気を付けても下に落石が落ちるため,いまに後続パーティーを自分が殺しはしないかと胃が痛かった。久々の本チャンでしたが,カナダでやっていたようなロングマルチが日本でもできる事を非常にうれしく感じました。
(大平)今回のクライミングはボルトに助けられたようなもの..フェイスクライミングの実力の無さを痛感した。