Squamish滞在日記 

by 神林

期間:2008年8月21日〜9月12日

メンバー:千田(8月29日までの滞在)、下里、神林

 

8月21日

グレイハウンドバスに乗ってVancouverに到着。カルガリーから15時間ぐらいかかった。天気は曇り時々晴れ。レンタカーで一路Squamishを目指す。2010年の冬季オリンピック開催の影響か、至るところ工事だらけだった。

私にとって4年(いや5年?)ぶりのSquamish。あのときに泊まったHostelは、”INN ON THE WATER”と名前が変わっていた。今回はHostel泊まりではなく、Squamishを代表する岩壁Chiefの下にあるキャンプ場に泊まることにする。1site,1nightにつき10カナダドル、ただし1siteにつき4人まで宿泊可。Bugabooに比べてここは緑が多いし、岩場へのアプローチが短いしで、いろんな意味で正反対だ。水は沸騰させないと飲めないのが不便。

  キャンプ場入口

8月22日

7時起床。空には厚い雲。Squamishの南に位置するMurrin Areaへ行く。Brunser Northは岩場としていまいちだったので同Southエリアに移動。私は体調が悪く取り付きで昼寝する。正午から晴れてきた。

千田さんと下里さんがそれぞれFist(10a)、Bro(10c)を登ったあと、すこし気分が良くなったので私も登ることにして、Brunser Overhang(11a)を2撃。他2人はフラッシュした。

それからNightmare Rockに移動。Perspective(11a)を3人で登って今日はおしまい。

夜、頭痛は残っているが食欲は充分あるので心配ないだろう。

空がまた曇ってきた。

 Brunser Overhang(11a)

 

8月23日

7時起床。厚い雲。今日はSquamishの住宅街のすぐ脇にあるSmoke Bluff Areaに行く。日本にいるときから気になっていたZombie Roof(13a)、まさにどっ被りのRoof Crack、を見学してからPenny Lane Areaへ。人気エリア&週末が重なり次々とクライマーがやってくる。成果としては

千田:Climb &Punishment(10d、OS)

下里:Climb &Punishment(10d、FL)、Crime of the Century(11c、3撃)

神林:Yorkshire Gripper(11b、2撃)、Crime of the Century(11c、3撃)

下里さんはクラックの自己最高グレード更新!遅くなったのでマックで夕食。明日はレスト。

  Climb &Punishment(10d)

 

  Crime of the Century(11c)

8月24日

朝方から雨が降り始める。Bugabooでもそうだったが、こちらの天気予報は良く当たる気がする。全くやる気なくマックで朝食してから買い物。購入したタープでテントを覆うと、雨が直接テントに当たらないのでかなり快適。靴も外に置ける。天気次第だが明日は、かなり北のCheakamus Areaに行くことにした。どっ被りのスポーツエリアで、昨日会った日本人クライマーの話では土砂降りでも登ることができたらしい。私も1回だけ行ったことがあるような?

 

8月25日

7時起床。思ったより天気が良さそうなので賭けだが、予定変更してPenny Lane Areaへ。やっぱりクラックをやりたいもんね。Zombie Roofの抜け口からは水が滴っていた。

千田さんはPenny Lane(5.9)でアップしてから一昨日の宿題であるCrime of the Centuryを本日2回目でRP。下里さんはYorkshire Gripper(11b)をFL。私はAir Time(11c)を触るつもりだったが瑞浪のイブ(11c)を思わせるクラックに土が詰まっている状態だったので、隣の5.9(Up,Up and Away)にエスケープした。あと下里さんと私は散々道に迷ってSplit Beaver AreaのSplit Beaver(10b)を登ったが、取り付きからこのワイドクラックを眺めたとき、以前TRで登ったことがあることを思い出した。数年を経た今回、リードで登ることができた。下里さんはOS。

それから私はZombie Roof(13a)を触ってみる。カム回収も含めてトータルで2時間弱もかかってしまった。今日は雨がパラついたものの一日中登れた。テントに戻ってとりあえずアミノ酸を飲む。

千田さんの音楽プレーヤーで「明日があるさ」を聴いていると歌詞に何となく違和感を感じ、「生きることの最大の障害は期待を持つということであるが、それは明日に依存して今日を失うことである」セネカ、を思い出した。

P.S. Climb &Punishment(10d) はドフトエフスキー「罪と罰」(英題Crime and Punishment)とかけているのだろう。こういうのをすぐ気付くようになりたいものだ。

   

2枚とも Zombie Roof(13a)

 

    Yorkshire Gripper(11b)

8月26日

朝、吉田和正さんがテントに来て、予定を変更して今日アメリカ人のマット?とCOBRA CRACKをやりに行くと言う。私たちは下里さん希望でNightmare Rockへ。

千田さんは11aのワイドクラックHypertensionにトライするも登れず。下里さんと私はSentry Box(12a)に触るが登れず。夕方から雨が降ってきた。

テントでSentry Boxのムーブを手帳に書き留める。夕食は2日続けて鳥鍋。和風ダシに味噌+スキムミルク+ニンニク+ショウガ+砂糖という味付けだったが、なかなか美味しかった。

  Sentry Box(12a)

8月27日

7時起床。あいかわらず雨が降り続いている。2人が起きないので車中でChiefのマルチピッチルートを検討してみる。Apron Strings〜Grand Wall〜Roman Chimenyの継続は全14ピッチ最高グレード11a(11aが4P、10台が8P、それ以下は2P)で、ボルトが少し多い気もするがとても面白そうだ。

吉田さんのテントに寄ってから、車でVancouverまで行き山道具屋で買い物。私はビデブー、ベンネビス、アラスカのトポを買う。下里さんはかなり悩んでロープ、ハーネス、キャメ6を購入。Vancouverの天気は薄曇りでまあまあだったが、Squamishへ北上するにつれて雲が黒く厚くなった。夜に小雨がパラつく。

 

8月28日

6時起床。早起きして半日だけでもMurrinで登りたかったが無情の雨。諦めてVancouverへ行き、モーテルにCheck in。久しぶりのシャワーにさっぱりする。TVで天気予報を見ると来週火曜を除いて2週間先までほとんどが晴れ予報だったので、一気にモチベーションが上がる。インド料理屋でカレーを千田さんにおごってもらい、部屋でのんびり。千田さんとはこれが最後の夜。

 

8月29日

7時起床。朝風呂に入る。空港でレンタカーを返却した。このあとは車無しの生活となる。千田さんをCheck inカウンターまで見送ってからSquamish行のバスに乗る。(36.23カナダドル)

Adventure Centre から徒歩でキャンプ場に戻る。Apron Stringsの取り付きを確認した。あと5つ星のボルダー課題Viper(V5)を見物。

大テントは千田さんが持って帰ったので、これからの炊事はタープ下ですることになる

 

8月30日

7時起床。予約しておいたTaxiでMurrinへ。(約15ドル)岩の状態はそれほど良くないが準備しているうちに晴れてきた。下里さんがSentry Box(12a)とClaim Jumper(12a,gear &3bolt)をRP。私もSentry Box(12a)を本日4便目でRPするが、何故か腰を痛めてしまった。帰りは歩いてキャンプ場に戻る。(1時間強)途中で小雨に降られる。下里さんがClaim Jumperにこだわったので、帰るのがおそくなったし右足首をひねったし雨にも降られたので、つい機嫌が悪くなってしまった。自分は小さい人間だなあと思う。

 

8月31日

腰の痛みはほとんど無くなった。しかし予約したはずのTaxiが来ない。英語ができないのと電話を持ってないのはこういうとき困る。懐かしい曲が頭に流れる。

♪コミュニケーション ブレーク ダンサー

 目と目で通じ合えれば こんなこと無いのに〜♪ Super Butter Dog

吉田さんが今日行くと言っていたし、そうでなくでも一度は行ってみたかったのでCobra CrackのあるCirque Areaに行くことにした。キャンプ場から徒歩で約50分。途中にあったVital Transformation(12c)がなかなか格好良かった。今日は濡れていたけれど・・・

Cobra Crackの上部はこんなの登れるの?という傾斜のキツいfinger Crack。下部も難しそう。(写真撮るの忘れた。)今日は残念ながら染み出しがあったので、昼頃からやってきた吉田さん達はTRで上部だけトライしていた。下里さんはScimitar(11b)にトライするもデカいギアが足りずに核心手前からカムダウンで敗退。私も同じくOff WidthのBoogie Till You Pukeにトライ。このルートは異なるトポでグレードがそれぞれ10cと11bで紹介されている。私の体感ではSplit Beaver(10b)のたった一つ上のグレードではありえない。11a〜bぐらいはあると思う。面白いしキレイな☆☆☆クラック。テンションしまくって抜ける。ロワーダウンは60mロープでギリギリだった。

吉田さんによると同エリアにあるMagical Dog(C2)はフリー化されてグレードは13b、このあいだ第3登が出たばかりだそうだ。

17時過ぎに下りはじめてテントに着いたのはその30分後。明日のThe Grand Wall継続に備えてギア等を相談し準備する。軽量化にこだわった。ギアの不安はキャメ3.5〜4が各1個しか無いこと。Roman Chimney2P目のOW(11a)が安全に登れるか?予報では明日は晴れのはず。夜空も星がきれいだ。

  Scimitar(11b)

9月1日

4時起床。天気は薄曇り。登攀は先行が1パーティいたものの途中で抜かせてもらいRoman Chimneyで敗退するまではとても順調だった。ルート詳細はこちらで。

  first pitch of Grand Wall

 

  4th pitch(Split Pillar) を登る先行パーティ

 

  View from belay point of 6th pitch

 

  Last pitch

 

まとめ:登る前からある程度予想していたが、軽量化による1dayマルチフリーとしては総合的難度からして去年登ったRed RocksのResolution Areteより易しかった。(敗退しておいて言えることでは無いのだが・・、でもそうなのだ。ルートから受けるプレッシャーは単純にグレードだけでは表せない。)とても楽しくはあったが、登攀後に考えさせられる部分がすくなかったように思う。収穫はOW能力の強化を痛感したことと、このようなスタイルのクライミングの経験を増やせたことぐらいか。ルートを選ぶときは、Fun Climbingなのか、より自分にステップアップを課すルートなのか、を区別する必要があると感じた。今回はその辺りを曖昧にしてルートを決めてしまったのが反省点。

明るいうちにテントに戻りのんびり。明日はレスト。

 

9月2日

9時起床。足と肩回りが疲れている。吉田さんが自転車を貸してくれたので町への買い物に使わせてもらう。吉田さんによるとCobra Crackを第2登したニコがBugabooのHowser TowerにDirty Millenium(12c)を開拓(既ルートのフリー化?)したらしい。彼はこれからヨセミテに向かうという。町ではシャワーを浴びて天気予報を確認。

明日はZombie Roofをやることにする。13aのルーフクラックに触れる機会は日本ではそう無いはずだから、とりあえずは全力でトライするだけ。たとえ登れなくても自分の実力が上がる、または自分に足りないものが見えてくると信じる。

「けっして誤ることの無い人間は何事も為さない者ばかりである」ロマン・ロラン

 

9月3日

7時起床。歩いてSmoke Bluffへ行く。今日は神林dayとして1日中ビレーヤーをしてもらった。Zombie Roofに2回トライして力尽きる。体幹がすぐよれる。1度しか出来なかったジャミングが2箇所あった。各トライ毎にムーブをメモる。

テントに戻って夕飯を作っていると、日本語で声をかけてきた3人組がきた。1人はなんと横山“ジャンボ”さんだった。お会いするのは冬の錫杖以来。今回はボルダリングでスコーミッシュに来ているとのこと。3人はそのあと吉田さんのテントへ行った。吉田さんは明日Cobraにトライするらしい。

P.S.今日の昼間、キャンプ場にクマが出たらしい。そのせいか夜半に熊スプレー(or催涙スプレー?)をぶちまけた人がいたらしく、トイレに行ったら咳と涙が止まらなくなった。そのあとの騒ぎからして誤射だったように思う。全く迷惑なはなしだ。

 

9月4日

7時起床。今日は下里さんday、私はビレイのみ。MurrinのPetrifying WallにあるFlight of the Challenger(12c)に下里さんがトライ。核心を越えられず、歩き&ラッペルで終了点に行き、そこから懸垂下降でプロテクションを回収。

  Flight of the Challenger(12c)

 

同エリアのTake No Prisoner(11d)を偵察するがイマイチな外見。Flight of the Challengerを再トライする気が下里さんに無かったのでNightmare Rockに移動。12aのFinal Cutを見に行くが、これもイマイチな印象。メインエリアに行くとGrand Daddy Overhang(11c,gear&bolt)、Big Daddy Overhang(12b, ,gear&bolt)ともに乾いている。小雨を除けば6日間晴れ続けているおかげだろう。下里さんはGrand Daddy OverhangをOSして、気分を持ち直していた。

  Grand Daddy Overhang(11c)

 

夕方、キャンプ場に向けてHighway沿いを歩いていると一台の車が停まって私たちをキャンプ場のゲート前まで送ってくれた。とても助かったので心をこめて「Thank you」と言う。下里さんは今回のスコーミッシュ滞在で初めてムーブ手順をメモっていた。Flight of the Challengerにリベンジする気のようだ。明日はZombie Roofにトライする。

 

9月5日

自転車でSmoke Bluffへ。ブレーキの効きが相当甘いが歩くよりは楽だ。まず下里さんがKangaloo Corner(11a)とPartners in Crime(11a)を登り、午後にElectric Ball(11b)もOS。私はZombie Roofに2回トライ。ムーブをかなり変更した。2回目のトライ後、ルーフ抜け口の黄色エイリアンが取れなくなりナッツキー2個を駆使して20分ほどかけて回収。町で買い物をしてからテントに戻る。

 

9月6日

今日はレスト。朝、吉田さんのテントにお邪魔する。楯ヶ崎には八十八夜という面白い12dのクラックがあるそうだ。そこに横山さんがやってきた。アラスカに必要な技術は冬の錫杖を登りこめば良いと言った。横山さん自身の課題としては何十時間と登り続ける総合的な登攀体力だそうだ。午後、下里さんは昼寝。私はアメリカ人アルピニストMark Twightが書いた「Kiss or Kill」を読む。パンクロックが大好きらしく歌詞をけっこう引用している。

I was going to drown,but then I started swimming,

I was going down,but then I started winning. 「Kiss or Kill」Mark Twight

これは引用なのか自作なのか分からないが、どん底にあって諦めることをしない格好良い言葉だと思った。

 

9月7日

朝食を食べていると、隣のサイトの年配男性がかなり達者な日本語で話しかけてきた。台湾出身で、仕事の引退を機にカナダに移住してもう10年になるという。親切な方で今日中に帰ってしまうからとリンゴ、トウモロコシ、パン等々をくれた上に、何か困ったことがあったらここに電話しなさいと名刺までくれた。Vancouverに住んでいる台湾出身の人たちの何かの会(会員600人)の会長さんらしい。私は台湾の人と話すのは初めてだった。日本語とてもお上手ですね、と言いたかったけれど相手の年齢(60〜70歳前半?)からして日本の占領時代の話題になるのが恐くて聞けなかった。(下里さんも同様だったらしい)中国はよく話題になるけれど、台湾と日本のあいだの歴史問題はどうなっているのだろうか?私は何も知らない。

「人間が歴史を学んで分かることは人間は歴史から何も学ばないということだけだ」ヘーゲル

 

Murrinへ行って下里さんがBig Daddy Overhang(12b, ,gear&bolt)にトライ。4回やって

×。女性クライマーが途中やってきてサクッと一撃して去っていった。日曜だから混むかと予想していたが、我々を含めて3パーティしかいなかった。私はビレイ以外の時間はストレッチと読書と昼寝。明日はZombie Roofにトライする。

  Big Daddy Overhang(12b)

 

 

9月8日

Zombie Roofに2回トライ。2回目は今までで一番良いトライができた。しかし厳しいクラ

ックだ。トライできるのはあと1日、もしかして2日か。時間がない。RPできない可能性は高い。そう思いたくはないけれど客観的に考えるとそういう結論になる。でも全力でトライすると決めたから最後まで頑張ってみよう。天気予報によると、このあともずっと晴れ。天気の心配が無いのは有り難い。

夕食で1缶のビールを下里さんと分け合って飲む。数えてみると実に18日ぶりのアルコール。Zombieの疲れと酔いで頭が上手く働かない。

 

9月9日

前回のトライの翌日よりも、はるかに体がかるい。下里さんの疲れがとれないので今日はレスト日にする。コーヒー飲んでダラリとしていると横山さんがやってきた。風邪をひいたのでレストするとのこと。3人とも時間があるので色々はなしができた。話題の内容だけでなく、そのモチベーションの高さにも刺激を受けた。そのあとの午後もダラリと過ごす。少し読書もした。

「山登りは戦いじゃない。挑む行為でもない。強いて挙げるとすれば“期待感”なんだ。」山野井泰史(「ソロ」丸山直樹より)

 

9月10日

昨日に続いて、たくさん夢を見た。体が疲れていない証拠だと思う。Zombieを登りたい!

今日はMurrinで下里さんがBig Daddy Overhangに再トライ。日射しが強いので陰るまでしばらく待つ。本日2回目のトライでRP。明日、Zombieに最後のトライをする。

 

9月11日

快晴。Zombie Roofに2回トライして×。2回目はルーフ下のムーブを全て繋げることができた。私が10日間ぐらいで登るには、実力不足だとあきらめはついた。登れなかったにせよ、これからの自分にプラスになるようにしなければならない。

  さよならZombie Roof

 

Squamish最後の夜が更ける。

 

9月12日

7時起床。テントをたたみパッキングする。下里さんは吉田さんサイトに居候するので荷物の移動。12時ごろまで吉田さんと3人で時間をつぶす。20年以上前にビデブーに行ったとき12dか13aぐらいのFinger Crackを初登したとのこと。ルート名は「ヤシャ」、地元の山道具屋(ネプチューン)のファイルに記録したらしいが、私が買ったトポには載っていない。このトポにセレクトされなかったか、ルート名が変わっているのか、クラックそのものが忘れられたのか。正午過ぎ、吉田さんはCobra Crackをトライしに行った。下里さんともこれでお別れ。

Vancouver空港行のバスを待ってAdventure Centre前の階段に1人で座っていると、ルート自体は見えないけれどZombie Roofのある岩が良く見える。自分のなかで納得したはずなのに意外なぐらいに未練がうずまく。あと10日間、いや1週間あれば・・・でもこれがクライミングというものでしょう。だから好きなのかも。

「全部おれのものだ、孤独も、苦痛も、不安も、後悔も。もったいなくて他人になんかやれない」 「プラネテス」幸村誠

 

空港のベンチに寝そべって明早朝のフライトを待っているとZombie Roofが頭をよぎる。時間の都合でムーブの詰めが甘かったか?試したい新ムーブが数種類うかぶ。今度トライしに来るのはいつになるのか。空港の夜は時の経つのが遅い。