あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
昨年末に一足早くお休みを頂いてタイへ行ってきました。私は2003年以来二度目の訪問です。一年遅れの新婚旅行を兼ねており、クライミングは「二の次」のつもりでしたが、結果的には嫁さんの理解に恵まれて、まずまず充実した登りを楽しむことができました。
写真を色々と撮ったものの、デジカメ紛失という痛恨のアクシデントがあり、アップできる写真がありませぬ。。。。。。。。。見栄えしないのですが、報告と成果を書きます。
■12/20 移動日
セントレア空港 11:00発→バンコク経由クラビに18:10着(日本時間:+2hで 20:10)
タクシーでアオナンへ移動~宿泊
■12/21 少し登る
アオナンの町に出ると、カトマンズのタメルと同じような雰囲気で随分にぎやかな土産屋&レストラン通りになっている。こんな開けた街だったっけ?全然記憶にない。
何はともあれ、Railayへ移動するボートに乗り込む。値段は80バーツ/人(1バーツ=約3円、決して安くない)。2003年は50バーツだったような気が・・・。しかも、今では、販売所でボートチケットを買って同乗者を待つシステムになっていた。何だか以前と勝手が違うぞ。
ようやくボートで洋上に出る。アンダマン海の美しいエメラルドグリーンは、以前と変わることはなかった。洋上の風と波しぶきが心地よい。ここに来るのが初めての嫁さんも大いに喜んでいるようだ。
Railay
Westに着いてからEastへ移動。まずは、お手軽なOne-Two-ThreeとMuay-Thaiエリアへ。相変わらずOne-Two-Threeは地元ガイドさんで込んでいるので、Muay-Thaiで、2本だけ登る。
「Take It Easy/5」OS
嫁さんもTRで登る。するするとノーテンションでこなす。途中でひざを使って、あざが残ってしまったけれど・・・。
「Alone/6b+⇒(最新)6b」OS
その後、泳ぐつもりでWestに戻るが、天気が曇りがちで気分が乗らず、ビーチでごろごろしただけでアオナンに戻った。
■12/22 少し登る
今日はTonsaiへ。朝のんびりだったので11:00ごろ着。既にTonsaiは日が当りはじめており、ルートもよく分からなかったのでここでは登らず、泳いで昼飯をとる。午後から涼しくなるFire
Wallエリアで登る。
「Fire Starter/6c+」2トライ×
2003年に一回触って上までいけなかったルートで苦手の被り系。今回はどうにか上までムーブ解決。一緒に登った外人が、「このルートより簡単な7aはいっぱいあるよ」と言っていたが、私も同感。
アオナンへ戻る際、ボートの同乗者がおらず、値段交渉の末、2人で500バーツを払った。ボートマンの連中は、売り手の方が立場が強いことを完全に自覚してしまったようだ。
■12/23 宿移動日(レスト)
アオナンからRailay
Eastのホテルに移動。Westのビーチで泳いで、マンゴーパンケーキ・バナナパンケーキとフルーツの盛り合わせを楽しむ。自分にはない視点で、これはこれで、なかなか楽しい。
最新のトポをここまで買わずにいたが、この日、とうとう我慢できずに買ってしまった(800バーツ)。おかげで、トポを眺めて飽きない時間を過ごす。
■12/24 あちこちで登る
朝少しだけ早めに準備して、干潮の時にしか行けないLow Tide
Wallエリアへ。ここは、立派な垂壁のあるエリア。嫁さんは、帰れなくなるのではないかと不安なようで嫌がっているがどうにか許可を得る。
「Narsilion/6c+⇒(最新)7a」RP(3)、今回はマスターで一撃
四ツ星のルートで、前回の宿題の中では一番登りたかった垂壁の長いルート。ムーブ等全く覚えておらず、実質オンサイトで登れてうれしかった。
その後、One-Two-ThreeとMuay-Thaiエリアへ移動。
「Muay Thai/6b+」MOS
コルネを使った3次元クライミングが楽しい。久々の感触で、少し戸惑った。
「Old Route/5」MOS
嫁さんもTRで登る。出だしの被ったところが核心かと思っていたが、そこはするすると苦労せずにこなす。意外にやるな!という感じ。ところが中間のトラバース気味のところがこなせずに断念。もう一度やれば何とか上まで行けるかな、と思っていたが、結局その後トライさせてあげれなかった。
宿に戻って、水着に着替えてからPra-Nang
Beachへ。ここは、砂浜が一番きれい。海中の岩も少なく、泳ぐにはよい。しかし、クラゲがいるのか?少しチクチクするのが残念。登りは、Happy
Islandエリアへ行きたかったが、満潮のためボートでないと渡れずに断念。そのまま、Pra-Nang
Beachエリアで登った。ここはどっ被りの岩で、2003年のトポには掲載されていない。地元クライマーが、黙々とトラバースをしていた。なんともストイックな・・・。私はTonsaiの予行演習のつもりでお気軽に遊ぶつもりだったが・・・。
「Little Shit/6c」2トライ×
短い被ったルート。スローパーホールドに苦しめられ上まで行けずに断念。1便目、核心はあと少しというところでフォールした際に嫁さんの顔に足が当ってしまう。2便目も怖くて突っ込めず。幸い大事には至らなかったが、このルートは納得の封印。
West側のビーチなので、美しい夕日に癒されて宿に戻った。
■12/25 内容充実の登りDAY
Hidden World~The Keepエリアとこの日は泳ぎなしで登る。The
Keepは、前回も来たはずだが全然覚えていない。巨大な岩のゴルジュを抜けて、Fixロープを5mほど下ると岩場にたどり着く。海を一望できる展望のよいところだった。探検しているようで、岩は登らない嫁さんも楽しんでくれているようだ。
「Tom's Pitch/7a+」MOS
四ツ星の長いルート。中間部と上部の2箇所が核心。会心のオンサイト。他にも面白そうなルートはあったが、この1本で満足して、The Keepへ移動。
「Lom Mon/7a」OS
もっと長いルート。タッチの差で外人さんに先をとられマスターで取り付けず。割と余裕で登れた。
「Tongue Thaid/7a+」RP(2)
あわよくば2ピッチ目の7bへリンクさせようと思っていたが、1ピッチ目でお腹いっぱい。見た目以上に被っていて手強かった。
昨日の「Narsilion」、今日の3本とよい成果が続いてモチベーションが上がってきた。明日からは、Tonsaiへ宿を移すので、被った岩でどれだけやれるか期待と不安が入り混じった心境でした。