東海山岳会 国内山行

2017/5/5

「5/3-5 立山縦走」  山行報告 雪山
2ヶ月前より計画していたGW山行立山縦走に行って来ました。
メンバーは、リーダーB、会計kura、waka、気象ura、記録kisukeです。
この山行をするにあたりたくさんのプレ山行やミーティングを行ってきた。

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 左からkura、スナックwakaママ、ura、kisuke :B

行程
0:00B家 出発 3:30 並び 室堂 7:50 奥大日11:10 大日岳13:00 テント場14:30
5:10出発 劔御前9:50 真砂岳12:00 テント場大汝休憩所 14:30

5:30出発 5:50雄山 8:30浄土山 9:40室堂

装備 特になし


5/2

先に立山に入ってるwakaさんより一通のメールが届いた。奥大日岳方面雪庇がすごいです。とのこと…

しかし僕は、その写真に写っていたモリモリな男の人(iwaさん)に気になってしまった。

その写真がこれです。

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モリモリですね。では、本編へ



5/3 室堂→大日岳

始発のバスのチケットを取るために、3時半からチケット売り場に僕とuraさんが並ぶと言うか…並ばされる。5時20分から開くと言うのにもう10人程度並んでいた。まるでiPhoneの発売日のようだ

補足B:
って言うかぁー、名古屋からか立山駅までの運転手はBで、
みんな気付いたら「え! もう着いたの? 状態だったよね~」
一番の爺が、がんばったんだから、許してくださいよ。



ケーブルカーやバスを乗り継ぎ室堂へ。室堂に着きwakaさんと合流。モリモリのiwaさんとmatsuさんも出迎えてくれた。

作戦会議し、いざ出発。するも、もうすでに暑い…半袖でもいいくらいの暑さでついには、ベースレイヤー一枚になるkuraさんと僕。

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スケスケキスケショット:waka

スケスケでサービスショット丸出しで進んで行きます。

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奥大日への登り。雪庇に近付かないように・・・:waka

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奥大日のピークから剱をバックに:waka

奥大日岳までは雪庇は大きいものの特に危険なところはなかったです。トレースもばっちり付いててなんか残念な気分でしたが、奥大日岳越えると無くなっていてテンションアップ。

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 奥大日岳越えるとトレースは無くテンションアップ :B

奥大日岳から50mくらいキレイなナイフリッジ。これもまた今回の山行を面白くさせてくれました。
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ここが今回で一番難しいとこだったかな:waka

その先は、なんてことのない登り下りでテント場に着き荷物をデポして大日岳へ。
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雪壁登りはやる気まんまんキスケに譲ったげよう:waka

大日岳も雪庇が発達しているので、注意して進みました。

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ここが大日岳のピーク?雪庇が大きくて良く分からなかった。写真はコット谷経由で登ってきた山スキーヤーにとってもらった。:waka

テント場に戻り、宴会の準備。この日はテント内は、暑すぎたので外で食事。メニューは焼肉。こういった事ができるのも重い荷物を担いで登れるから出来ること笑

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夕ご飯を沢山食べて、早めに就寝。

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 スナックwakaオープン。最高のロケーション。やっぱりママは「シャちょさん」のとなり。:B

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Bさんが今日の焼き肉の為にフライパンを新調してくれた!おいしかったっス!:wakaママ



5/4 大日岳→大汝山

この日は3時に起きご飯やテントを片付けたりして5時出発。

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 ゴールの浄土山までバッチリ見えます。:B


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朝焼けの中、また剱に向かって歩き出す。あーーきれいだ:waka


昨日通ったナイフリッジをロープワークの練習として僕とuraさんでロープを結び行く事になった。当たり前だがナイフリッジでは、滑落が考えられるのでスタンディングアックスビレイによる確保がいいだろうと僕は思ったのでそれようの準備をした。

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新人二人でロープを結ぶ:waka

しかし、Bさんにはそれをやるより同時登攀してどっちか滑落したら反対側へ飛べばいいと言われた。よくアイガーとかでみるやつだ。

B:
この表現だけですと、えぇ~って思う方も見えると思います。
あくまでも、現場での色々な前提条件での判断になりますので、
そのあたりのご理解をよろしくお願いします。



幸い落ちる事はなかったので飛び込む事はなかったけど、いざ飛び込むという時は結構な度胸がいるのだろうな…と思った。一度ナイフでの滑落を想定してやってみたかったが…

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 剱をバックにロープワークの練習。kisuke、ura :B


奥大日岳から室堂乗越までは激下りで、そこからは剱岳が聳え立っている。キレイで荒々しくてまさに岩と雪の殿堂だ。

室堂乗越から剱御前小屋までは長い登りで、20㎏を2日持ち続けるのは体力的にキツかった。

kuraさんもキツそうだったが…あれはキツイ振りだそうだ。waka嬢談

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登りきって全員しゅーごー!:waka


剱御前小屋に着くとモリモリのiwaさんと華奢なmatsuさんがいた。休憩と少し話をして僕らは別山へ。

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別山への登り、ここらへんの稜線は雪が少ない:waka

別山から、iwaさんとmatsuさんの滑りを見て山スキーも面白そうだなーっと思った。しかし、あまりに一瞬だった。

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「おっ滑ったぞ!」別山から皆でiwa&matsuの滑りを見る:waka


別山から真砂岳まではほとんど雪がない。雪がない真砂岳をパシャり



真砂岳から富士の折立へ。暑さと疲れで富士の折立がえらく高くみえる。とりあえず真砂岳で大休止。山座同定アプリで鹿島槍や五竜岳を見てた。



富士の折立の登りはまずまず岩が出ており、ロープの練習として僕とuraさんでつるべで登った。

僕は初めてのリードだったけど、あえてアイゼンの前爪1本で立たないといけない場所などを探して登って、自分のルートを作る面白さがあった。


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Bは一番上、kuraさん真ん中、waka一番下で新人の監督。ロープ絡んでるよっ:waka


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kuraさんもここは真面目に新人指導・・してるはず:waka

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uraっちもがんばー背景は最高だー:waka

富士の折立からちょっといった先で幕営。雪が硬く整地するのに大苦戦した末、ギリギリのスペースにテントを立てた為寝る時もかなり狭かった。

5/5 大汝山→室堂


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三日目の朝も最高、地球の夜明けっス:waka

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大汝山から雄山へ。ちょっとした風が冷たいがまあなんて事ない。雪もしまってて歩きやすい。あっと言う間に雄山についた。
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雄山からはなんてことのない下り。雷鳥がこれでもかって程のサービスショットを披露してくれる。そんな事してる間に浄土山取付きへ。

そこで、僕uraさんチーム対Bkuraチームのマルチ対決が行われた。Bkuraチームは20分後に登攀開始で頂上ゴールで、早くついた方が勝ち。



僕とuraさんはまず登攀準備をしながら作戦会議。とにかく後から何か言われたら答えれるようにしようと。適当なことはしない!考えて最善だと思った行動をして、それが間違いでも遠回りでも後から指摘されてもそれはそれで、その時点の全力を出し切ってやったのだから必ず自分の力になるはず。その上で勝とうとuraさんと話をした。



そうしてる間に雷鳥が飛んできて、僕らの2メートル先のちょっとした岩から僕らを見て雷鳥に指示されてるようだった。

1P目kisukeリード

簡単な雪の斜面のトラバースと簡単な岩場登り。50mいっぱいいっぱいに使いスピードもまずまず。

2P目uraリード
ダッシュで登るが浮石を踏まないように慎重に

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今日は私は黙って写真係です、早くしないと追っかけてくるよー:waka


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「まっとれよー、うひひ」という感じのB、ワタフタする新人チーム。:waka



3P目uraリード
ロープ残り10m、手ごろな岩に支点を作るかギリギリまで伸ばしてスノーバーで作るか迷うが、kuraさんに追いつかれそうなので岩にロープを掛ける。同時登攀のほうが良かったかも

平坦な台地を少し進み、斜面をスタンディングアックスビレイする事に。そう僕は覚えた技をすぐ使いたくなる人なのです。

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雷鳥も勝負を見守る「はやくはやくー」:waka

4P目kisukeリード

その頃になるとBさんが迫って来ており、ロープをいっぱいいっぱい伸ばしても10m程届かない。ロープいっぱいの合図が聞こえる…仕方なく、スノーバーで支点をつくりロープを引き上げる。3メートル位は余裕があり「ロープあんじゃん…」と独り言

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ついに並んでしまった!焦るキスケ:waka

5P目uraリード
Bkuraチームには負けたけど、片付け・撤収は新人Tの方が早かったよ

kuraさんに5メートルほど抜かされており、ロープを引っ張ってでも勝ちに行って欲しかったけど、ギリギリのところでuraさんの体力切れ結局負けてしまった。

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チーン。負けた瞬間のキスケ:waka

浄土山から室堂山へ行きそこから室堂へ下山しました。

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雷鳥に遊ばれるura:waka

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 お疲れさまでした。 皆さん楽しい時間をありがとう:B

帰りは海鮮丼を食べて帰りました。

みんな日に焼けて顔が真っ赤で唇を腫らして登りきった立山縦走でした。

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Bさん、kuraさん、wakaさん僕は真面目に書いたので豚野郎トークお願いします。笑

B:
今回の山行はとても楽しかったです。
一番楽しかったのは、今日の下山を迎えるまでのプロセスです。
東海山岳会の活動は、常に成長できる環境だなぁ~っと、改めて感じました。
会のみなさん、これからもよろしくお願いします。

wakaママ:
本当は称名の滝から登るはずだったこの計画。今年はまだ称名側が通行止めで室堂スタートになってしまった。
でも大日岳でスキーヤーに会って別にもルートがとれたかもしれないと思った。もっと早い段階からよく調べて地形も頭に入っていればなぁと思った。こういうところでもっと貢献できるようになりたい。
酔っ払い3人と新人2人というこのパーティ、ただ歩くだけだったらダラダラになってしまったかもしれなかったが、S田さんが「酒が持てるならロープも持てるでしょ、せっかくだから練習したら」とアドバイスをくれて、普通ならロープ出さないところで練習が出来てとても良かった。新人の二人は「なんでこんなところで・・」と思ったかもしれないけど、気候のいい安全な時に繰り返し練習出来たのは良かったのではないかと思う。
新人の二人は私に気を使って色々助けてくれたし、kuraさんも空木の時の高山病は嘘だったかのようにいつもの楽しい雰囲気にしてくれました。Bさんも今回はトイレの回数が半分くらいになってて安心した。。。しかし!下山記念に室堂で集合写真を撮ってくれたかわいい女の子に、メンバー全員の鼻の下がノビノビだったのを見て私はwakaママ(ってそもそもなんなんだ!)としても貢献が足らなかったのを自覚した。。
他にもブログに書ききれない楽しい事が沢山あって、よい思い出となりました。


追記ura
3日間山に入るのははじめてのuraです。初日にソッコーで腰を痛め皆の足を引っ張ってしまい申し訳ない。体力もそうだけど歩き方も上達させないとだめですね。
最初はロープを持っていかない只の縦走だったが、ロープがあるのでマルチの練習ができる山行になりより楽しい3日間になった。残念ながらロープが必要な箇所はなかったけどBさんがいろんな課題を出してくれたので気が抜けない・・・。先輩方もっといろんなこと教えてください


追記:kura
長い日数に長い縦走
こんなに山っぽいことをしたのは久しぶりかな。

長い時間かけて計画して、それぞれトレーニングをがんばって実現させた、とても良かったと思います。それにひょっこり乗ってしまって申し訳ありません。
それを盛り返すためにも、任務SL(シャベリーダー)をしっかり果たすよう、努力いたしました。
心配していた高山病も出ず、もちろん息は切れるがそれなりには歩けました。
空木が高所順化になったのではと思います。
それぞれのメンバーのいろんなところを見れたのが最大の収穫かと思います。
え、豚野郎トーク? Bリーダーがトランプで負けて豚野郎になったことぐらいですかね(書けるのは)


東海山岳会 国内山行