(2000/01)

メンバー:藤田・朝岡・千田・寺田(報告:寺田、訂正:藤田)

1/28(金)17:10名駅前サ−クルK集合−上楠川23:30
 ひ弱なこんな僕が、先輩達についていけるのかな? 忘れ物はないかな? ちゃんと帰ってこれるかな? と色々考え、胃を痛くしながら丸Kに集合。 千さんがこない、そのかわり救急車がくる。 一同、千田事故ったか!と騒ぐが5分遅れで無事到着。 めずらしく仕事が忙しかったらしい。
 高速をおりて(長野東IC)戸隠方面に走るが全然雪がないらしい。 藤田さんが「まえ来たときはここに車を止めて、この坂が凍っていて、こけながら歩いた」と言ってるところを車は快適にすすんでいった。
 さすがに7:00時集合は早い、その日のうちに戸隠岳登山道入り口の公民館駐車場に到着テントを建て、酒を飲む。 千さんに「開けたら全部飲まなあかんやろ〜」と睨まれ1リットルのぽん酒を千さんと僕(明日の事でまた胃が痛くなる)で飲み干す。 そうこうしながら、幾つか有り難いアドヴァイスを頂、就寝。

1/29(土)5:00起床−6:10上楠川−10:45熊の遊び場−13:00/30無念の峰直下−15:15 P1少し手前に荷物デポ−頂上往復−15:50
 比較的平坦な農道がダラダラと続く。 昨夜飲んだ酒を後悔しつつなんとかまだ3人についていく。 積雪は膝下で朝は硬くしまっていた。 日が昇り谷が開け、だんだん視界が開けてきて、目指すものも見えてくる。 「うへ〜、遠いな」平地のかなり先の方にP1尾根が見える。 気分は一気に落ち込み、先輩方のペースは益々あがる。 モウダメという暇もなくあるいていく。 うへ〜最低。
 樹林帯に入ったあたりで朝岡さんがトップで僕が2番手。 後ろがどうなっていたか知る余裕はなかった。 朝岡さんにぐんぐんはなされていく、どうにも追いつけない。 ハーフドームアプローチが走馬灯のように頭に浮かんだ。 足が重くて上がらない。

 途中7人パーティを追い抜き追い越されした。 段々登りがきつくなり鎖場が何ヶ所か出てくる。 顕著な尾根がなくなり、大きな雪面が出てくる。 「熊の遊び場」到着
 日が高くなり、雪が靴底に目立ってつくようになる。 その上先行のステップは面白い様につぶれてしまう。
そうこうして1時間ぐらい行くと、転がるとマズイぐらいの傾斜になりロープを出す。 朝岡先輩突撃、急な雪面をぐんぐん上がっていく。 が、30メートルぐらいがったところで、傾斜がいままでより強くなり雪面が草付きに変わるあたりで苦戦。 下から見てると、とっても怖そう。 1時間と少しで皆通過する。

 ロープをたたみそこからルンゼを直上すると「無念の峰」直下に着く。 ここで皆で無念の記念撮影
 微妙な時間だったが、ここではテントは張らず頂上で張ることにして前にすすむ。 ぼくは、ロープをフィックスしてる間に休ませてもらったので何とか動けた。 (無念の峰からの下りと登り返し)

20メートル位の「蟻門渡り」はとってもわかり易い、見たまんまだった。 千田さんトップでGO、雪が少ないのでセッピはちいさかった。 (が、なめてはいけない、ぼくは翌日下山中にここで、踏み抜いてしまった。 片足だけ。) ヒョイヒョイと歩いて通過。
つきあたりでピッチを切って朝岡さん(ほんとはピッチは切らずにそのまま千田)がトップを行く。 そこは、いきなり壁になっていて、あまり良さそうでない草付きになっている。(鎖あり) ぬけには小さいキノコ雪が出ていて、頭覆うようになっている。 藤田さん曰く「前、来た時は井土さん(ほんとは藤田)がスコップとスノーソウ総動員で突破した」とのこと。

 乗越すともうP1頂上は目と鼻の先に見えた (ほんとはもう1ピッチ千田が草付き雪壁をこなす)。
途中に荷物デポして、空身で頂上に向かう。 少し歩いて、斜面を登って小さなセッピを乗越すと、一気に景色が広がり第一尾根頂上達した。 天候に恵まれ周囲の山を一望することができる。 いつもの千田さんの「感動の大売出し」を少しだけ聞いて、テン場に戻る。

 夜の天気は大人しかったのですが、酒乱と化した千田さんが暴れておられました。

1/30(日)4:30起床−5:50テン場懸垂三回+Fix一回)−9:50下山、駐車場
 前日に比べ雪が乾いていて、歩きやすく早いペースで下山できた。 途中「蟻の門渡り」付近で、昨日会ったブッシュandロック(ほんとはロック&ブッシュ)方々とすれ違いあいさつをして別れる。 車に付いたらまだ10時前で、山行前の不安を笑いあった。

無念の峰への登り返し 望岳台からのP1

 長野市内で風呂(ぶらっと)に入って、千田さんの長野市内在住で仕事中の山岳部時代からの友達につれられ「ちゃんこ」を食いにいくことに。 おもわぬ展開にビックリ! ちゃんこ屋で、千田さんの学生時代の話に花を咲かせておられました。

最後に
 今回の山行においては毎度の事ながら先輩方に面倒をみられっぱなしで、悲しいやら情けないやら、いろいろなことを考えさせられました。
 遅くとも来シーズンまでには、この状況から卒業できるように努力していこうと思っています。 藤田さん、朝岡さん、千田さんありがとうございました。 それから、井土さんお心づかいありがとうございました。 これに懲りず、今後とも宜しくお願いします。